たかひろ的研究館・ブログ別館
スクエニ系コミックサイト・たかひろ的研究館のブログです。 本サイトの日記と同内容の記事をブログとして書いています。

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最新記事
2009年06月30日  「ちょこっとヒメ」が次巻の7巻で終了。
2009年06月27日  「新撰組刃義抄アサギ」
2009年06月23日  「FRONT MISSON DOG LIFE & DOG STYLE」が「ダ・ヴィンチ」で採り上げられる。
2009年06月20日  Tivさんスクエニで連載してくれないかなあ。
2009年06月16日  コミックギアはどうなのか。

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2009年06月30日  「ちょこっとヒメ」が次巻の7巻で終了。
 この話はちょっと前から耳にしていたのですが、新刊コミックスを見てはっきりと確認してしまいました。
 かつてのガンガンWINGの人気作品で、現在はONLINEへと移籍して連載している「ちょこっとヒメ」(カザマアヤミ)が、次の巻(7巻)で終了するようです。先日発売された「ヒメ」の6巻の作者前書きに書いてあったので間違いありません。

 そして、これははっきりいってまったく予想外の出来事でした。はっきりいって大ショック。「ヒメ」は、2006年以降のガンガンWINGでは、トップクラスの看板作品で、質が崩壊気味の末期WINGでは数少ない安定して楽しめる連載になっていました。4コママンガながらコミックスの発刊ペースも速く、刊行のたびに特典フェアや作者サイン会が開かれるほど人気を得て、ドラマCDも発売、このまま行けばアニメ化までは当然行くような作品だろうと思っていたのです。

 しかし、ここに来て突然の終了告知。しかも、相当早い終了になりそうです。
 6巻に収録されているのは、ガンガンWINGの最終号までの掲載分です。となると、最終巻の7巻は、現在ONLINEで連載されている掲載分のみで1巻をまとめるということでしょう。となると、現在既にONLINEで数号連載している状態ですし、終了は予想以上に早いものとなるのではないか。これはもう、ONLINEへの移籍の時点で、あと1巻での終了は決まっていたのかなと思えますね。
 そして、ここまで早い終了が予定されているとなると、まずこれ以上の展開、アニメ化や再度のドラマCD化などの可能性は低そうです。これは悲しすぎます。

 このところスクエニではアニメ化が相次いでいますが、この「ヒメ」のような4コママンガはアニメ化されづらいのかもしれません。アニメ化が相次ぐヤングガンガンでも、人気4コママンガの「WORKING!!」のアニメ化の話はまだ聞かれませんし、他の出版社でも総じてアニメ化されづらいように見えます。とはいえ、最近はきらら系のアニメ化が相次いで行われているのを見ると、決して目がないとは思えなかったのですが・・・。

 あるいは、スクエニでも最もマイナーで部数も極度に落ち込んでいたWINGでの連載だったことも、アニメ化の声がかからなかった遠因だったかもしれません。なんにせよ、あまりにも残念な決定でした。

PM 11:52:41 | [スクエニ系コミック]

2009年06月27日  「新撰組刃義抄アサギ」
 ヤングガンガンで連載中の「新撰組刃義抄アサギ」。そのコミックスの第1巻が出ました。

 これは、2008年末から2009年初頭にかけて行われた同誌の新連載攻勢のひとつで、その中でも最も期待できると思っていた作品です。それゆえに、かなり早い時期に無事コミックス化できたのはうれしい。この新連載攻勢は、大きく分けて現代ものやSF・時代ものでのバトルアクション中心の作品と、萌え・エロ重視のラブコメ系作品と、その二つが目立ちましたが、この「アサギ」は前者の連載にあたり、タイトルどおり幕末の新選組を扱ったものになっています。この系統の新連載には、他にも池上永一の小説が原作の「レキオス -LEQUIOS-」や、「精霊の守り人」のアニメーターを作画担当に招いた現代伝奇バトルもの「TOKYO BALDO」があり、いずれもかなりの力作となっています。わたしも、この3作品は高く評価しているのですが、中でもこの「アサギ」の完成度の高さは格別でした。

 まず、作画担当の蜷川ヤエ子の絵が素晴らしい。これまで、テレビアニメ「天保異聞 妖奇士」および「モノノ怪」のコミカライズ連載の作画を担当してきましたが、そのどちらも素晴らしい作画センスで原作を忠実に再現し、あるいはコミック版ならではのさらなるレベルの高いビジュアルを見せてくれました。「妖奇士」のキャラクターは、原作以上に繊細な魅力に溢れていましたし、「モノノ怪」の独特の色彩感覚に満ちたカラー作画も見ごたえがありました。それが、今回の新撰組ものでも遺憾なく発揮されており、全体的に美男子でありながら極端に耽美的で女性寄りの作品にはなっておらず、バランスの取れた実に魅力的なキャラクター作画を成し遂げています。この繊細さと泥臭さが同居したようなキャラクターの姿には、本当に魅入られるものがあります。

 そして、原作者の山村竜也が手がけるストーリーもいい。歴史作家で、NHK大河ドラマ「新選組!」や、TBS系アニメ「天保異聞 妖奇士」などの時代考証を担当した方らしく、おそらくは「天保異聞 妖奇士」のヤングガンガンでのコミック化を契機に編集部とつながり、今回の連載にたどり着いたのではないかと思われます。そして、彼が本当にこの仕事をやりたくて編集長に願い出たようで、非常に力の入った構成になっています。コミックス後書きによると「倒幕派とのバトルを中心に、時代考証のしっかりした新選組のマンガを描きたい」と願ったようで、倒幕派とのバトルを中核において、それに至る新選組隊士の動向とその微細な心理をじっくりと追っていく濃密なストーリーは、読者を強く惹き込ませるに十分なものがあります。

 今までのヤングガンガンの人気連載陣のように、美少女系の萌え要素はまったくなく(それどころか女性キャラクターは一人も出てきません)、派手な展開もなくじっくり読ませるマンガなので、男性読者が中心の今のヤンガンでは大きな人気を得られる作風ではなさそうですし、さらには「新選組もの」という既存の作品が数え切れないほどある定番のジャンルなので、アニメ化などの展開もまた難しいかもしれませんが(ここまで既存の作品が溢れているジャンルだと、よほどの突出して目立つ作品でない限り注目を浴びるのは難しい)、それでもこのマンガは非常に優秀な作品となっており、今のヤングガンガンで是非ともチェックしてほしい連載だと思います。これまでも同誌では、実力派の原作者と作画担当者を組み合わせて、数々の良作を作り上げてきましたが、これもまたそのひとつに加えてよさそうです。

PM 10:39:54 | [スクエニ系コミック]

2009年06月23日  「FRONT MISSON DOG LIFE & DOG STYLE」が「ダ・ヴィンチ」で採り上げられる。
 これは、今号のヤングガンガンの作者後書きで知ったのですが、わたしが大絶賛している「FRONT MISSON DOG LIFE & DOG STYLE」が、雑誌「ダ・ヴィンチ」5月号の「今月のプラチナ本」というコーナーで採り上げられたようです。このマンガ、雑誌内ではかなりの良作として扱われており、センターカラーも珍しくない作品なのですが、やはりヤングガンガンでは売れ線とは言えない作品でもあり、残念ながらこのマンガの話題をあまり聞いたことはありません。スクエニの読者の間でもそうで、雑誌では大きく推されているとはいえ、あえてこれに注目して読んでいる読者はやはり少ないのではないか・・・と感じずにはいられませんでした。

 しかし、ここで意外にも、あの「ダ・ヴィンチ」において、このマンガが採り上げられたようなのです。なんでも、「今月のプラチナ本」という、毎月優れていると思われる本を一冊採り上げるコーナーで、このマンガが採り上げられたのだとか。早速「ダ・ヴィンチ」のウェブサイトに行ってみると、そちらでも確かに掲載されており、数多くのレビュアーによる真面目なレビューが並んでいました。どのレビューもコンパクトかつ実に的確で、わたしがここで延々と書いた長文の記事よりも、はるかにみなさんの方がよく分かっておられるようです(笑)。

 その中でも、特に犬塚に注目したレビューが目立ちます。彼は一見して狂喜にとらわれた人間のように見えるけれども、実は読者であるわたしたちに一番近い存在である。戦争を見るときに、わたしたちは彼と近い視点でしか見ていないと。これはまさにその通りだと思いました。「この作品で、読者に一番近い登場人物が誰かと考えたとき、それは間違いなく傍観者たる犬塚だと気づき、愕然とした。もっと言えば、我々は犬塚よりなお戦争に対して不感だ。現実の世界で今なお続く戦争のニュースに接しても、傍観すらしていない。もちろんそれが悪いこととは思わない。それが日常だ。でも、我々は知らなすぎるのではないか。少なくともそこに人びとの痛みがある。その事実だけでも胸に刻みたい。」(中村優紀)
 それ以外の論評でも、みなこのマンガのテーマである戦争を、ひどく真剣に受け止め考えていて、これには大いに感心してしまいました。わたしの方が、彼らレビュアーに比べれば、まだ真剣さが足りなかったのではないかとすら思ってしまいました。スクエニでは決して売れ線でもなく、他の人気作に隠れて話題性には乏しく、それをひどく残念に思っていたのですが、このマンガを読んでここまで真剣に考えてくれている人がこれだけいると知って、ほんの少し救われたような気がします。

 さて、この「FRONT MISSON DOG LIFE & DOG STYLE」の現況ですが、5月発売のNo.11で第5のエピソード「英雄の十字架」編を無事終了させました。これまた極めて優れた物語で、またひとつこのマンガへのわたしの株が上がりました。次回のエピソードは7月発売のNo.14からのようで、充電期間が随分と空いていてもどかしいのですが、ここはあと少しじっくりと楽しみにして待ちたいと思います。

 WEBダ・ヴィンチ│今月のプラチナ本WEBダ・ヴィンチ

PM 09:33:26 | [スクエニ系コミック]

2009年06月20日  Tivさんスクエニで連載してくれないかなあ。
 このところ、スクエニでの活動もあれこれ見られる韓国出身の女性イラストレーター・マンガ家であるTivさんですが、そろそろスクエニでのマンガの仕事があってもいいと思うのです。

 この方の描くイラストやマンガは、同じ韓国の作家でヤングガンガンで活躍する朴晟佑(パク・ソンウ)や金炳進(キム・ビョンジン)、朴重基、「新暗行御史」で有名な作家でヤングガンガンでも短期連載した梁慶一(ヤン・ギョンイル)あたりと比べても、一線を画するところがあります。これらの作家に見られる濃く太い描線やアクの強さがまったく感じられず、細く繊細な描線で描く女の子がとてもかわいらしく、その中性的な魅力は素晴らしいものがあります。マンガやイラストのレベル自体も高く、背景も含めて画面作りのセンスの良さが感じられます。

 ここ最近は、様々な場所でイラストの仕事が見られるようになりましたが、スクエニでもライトノベル「犬憑きさん」の挿絵、あの萌えアンソロジーの最新刊「女装少年アンソロジー」の表紙イラストを担当しており、どちらもかなりの好評のようです。わたしも「犬憑きさん」は買って読んだのですが、収録されたイラスト数も多く、ひとつひとつのイラストがよく情景を表していて好感が持てました。イラストでこれだけのいい仕事を見せたのだから、次はなんとしてもマンガの連載をしてほしい。

 折りしも、「WEBコミックハイ!」で連載されていた「アンニョン!」も先日終了し、6月に最終巻の2巻が出たばかりです。これも本当にいい作品だったのですが、ウェブ上での連載ということであまり知られていなかったようで、コミックスもあまり出回らず、しかも2巻という短い連載で終了してしまったのがひどく残念でした。しかも、今のところ次回作の連載の話は聞きませんし、これならば今こそスクエニの雑誌に招聘して連載させてもいいのではないか。現在では角川のザ・スニーカーで再びライトノベルの挿絵のイラストを担当しているようですが、その上でマンガの連載も多分大丈夫なのではないかと・・・。

 このところ、ライトノベルやアンソロジーのイラストの仕事をスクエニで重ね、その上で他社で連載していたマンガが終了という流れならば、このままスクエニで連載という展開も大いにありえるのではないか。もし、ガンガンJOKERかONLINEあたりでの連載が決まったなら、その時は泣いて喜びます(笑)。

PM 11:49:28 | [他社のコミック]

2009年06月16日  コミックギアはどうなのか。
 先日、芳文社から突然告知された新雑誌「コミックギア」なのですが、これがのっけから大いに不評です(笑)。
 なんでも、あの「ドージンワーク」「マンガ家さんとアシスタント」で知られるヒロユキが主導となった企画らしく、公式サイトに書かれた雑誌コンセプトによると、
「普通のマンガ誌は、編集者と漫画家が一対一で打ち合わせを重ねて作ります。
 掲載されるマンガ家同士は、基本特にお互いの作品にタッチすることはありません。
 それに対し「コミックギア」は連載作家全員が、毎日一つの仕事場に集まり作業をし、
 マンガ家同士が、協力し合って作っています。」

とのこと。マンガ家同士で協力しあうというコンセプト自体には、わたしも大いに興味があります。今まで編集部に完全に従属する立場だったマンガ家の方から、雑誌作りを打ち出していこうという企画は、前々からそのような雑誌が出てくればと話題にものぼっており、もし成功すれば、新しいタイプの作品やマンガ家の立場の改善なども見込めるかもしれません。

 しかし、実際にこの雑誌に参加する執筆陣を見ると、ヒロユキと非常に近い交流のある同人作家、それも男性向けの二次創作作家(主に東方関連)ばかりで、あまりにも限られた人選に思えました。しかも、ヒロユキのマンガと絵柄や作風まで似通った作家が多く、掲載作品の幅の広さには大いに疑問符がつきます。例えば、参加執筆者のひとりである友吉さんという方は、かつてきららCaratで「謎部のアレ。」という4コママンガを掲載していましたが、その絵柄や作風は確かにヒロユキのマンガを彷彿とさせるものがありました。また、同人活動においては、主に東方ジャンルで積極的に本を出しており、わたしも「常識に囚われない早苗さん」という本を目にしたことがあるのですが(笑)、これがまた商業での活動以上にヒロユキのマンガを思わせるところがあり、「えらくヒロユキのマンガに似てるなあ」と不思議に思っていたくらいなのです。

 これでは、結局のところ同人で仲のよい人たちが集まって、一種の合同誌のような雑誌を作るにとどまってしまうのではないか。そう強く懸念されるのです。8月11日にVol.1が発売されるとのことですが、これだとまさにヒロユキファミリーの夏コミ合わせの合同誌ではないかと思ってしまいました。
 これについては、同じような懸念を抱いた人が他にも多くいるようで、すでに各所でダメ 出し の嵐が吹き荒れており(笑)、これではあまり期待できないというのが正直なところです。

 ただ、公式サイトのブログを見る限りでは、思った以上に本格的に仕事場を確保し、長い準備期間を取ってから立ち上げているようなので、これで今後新しく外部から参加作家が出てくるようなら、また変わってくるかもしれません。企画自体は非常に興味深いだけに、最初の予想を裏切っていい方向で成功するといいのですが・・・。

PM 11:10:16 | [他社のコミック]


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