<2008夏・オフ会&コミケレポート(前編・オフ会編)>

2008・8・19

*中編はこちらです。
*後編はこちらです。

 このたび、この「たかひろ的研究館」の管理人が東京へと遠征し、オフ会の開催とコミケへの参加を行うことになりました。今回の記事はそのレポートです。8月の16・17・18日と二泊三日の遠征だったのですが、16日に(主に)オフ会を楽しみ、17日にコミケ(3日目)を楽しむことになりました(18日はちょっと東京を巡った後帰還)。この前編では、東京遠征を行うに至った経緯から、一日目(16日)のオフ会までのレポートを行いたいと思います。


・発端。
 そもそも、今回の東京遠征を行うことになったきっかけは、ある人からミクシィへの誘いを受けたことです。紆余曲折あって結局ミクシィを始めることになったのですが、その直後に別のある人からミクシィ宛てにメールがあり、その方から「コミケへは行かれますか?」と訊かれたのです。これがまさに発端でした。

 それまでは、コミケに行く予定などまったく考えていなかったのですが、この書き込みを見て急に「行ってもいいかな?」などと思い立ち、そのまま行きたい気持ちが一気に高まり、なし崩し的に行くことに決めてしまったのです。そして、どうせコミケで東京に行くのなら、この機会にオフ会もやりたい、と思いたち、サイトの掲示板に早速募集の書き込みをしました。当初は人が集まらず、本気で実現することもないだろうと軽く考えていたのですが、コミケ間近になって少しずつ参加を表明する方が出てきて、本当にやることになってしまいました(笑)。
 このとき、本当にお世話になったのが、よつぎりポテトの管理人さんであるすいーとポテトさんです。山口の岩国に住んで東京の勝手がまるで分からないわたしに代わって、オフ会の手配を何から何までやってくれました。もう本当に感謝しています。

 日時などはいろいろと考慮したのですが、自身のコミケ行きは3日目(17日)を本番として考え、その前日(16日)にオフ会をやることに。じっくりと時間を取って話したいと思ったので、場所は新橋のカラオケボックスに。夕方5時から8時まで3時間の予定ということになり、集合予定時刻は4時40分ということになりました。


・当日の出発〜コミケ2日目に参加。
 当日の朝まで結構オフ会の調整でばたばたしたのですが、それでも6時半には家を出て、地元の岩国駅から在来線に乗って広島まで。そこから8時24分ののぞみで一気に東京(というか品川)まで。12時20分頃には到着し、広島から東京まで4時間という速さを実感しました(のぞみに乗るの初めて)。

 五反田(品川から西へ二駅)に宿を取っていたのですが、まだチェックインの時間でもなく、まずは荷物をロッカーあたりにあずけて、2日目のコミケに行ってみることに。ビッグサイトもコミケにも行ったことがなかったため、翌日の下調べも兼ねての行動です。
 しかし、ここで第一のアクシデント(?)が。とりあえず大崎駅(品川と五反田の間の駅)まで行って、このあたりで荷物をロッカーに預けようと思ったら、なんとすべてのロッカーが埋まっていて使えないのです・・・。東京はいつもこうなのか、コミケ開催のためにこうなのかは知らないのですが、これは想定外の事態で、どうしようか本気で困りました。あんな大荷物を持ってコミケを回れるわけがありません。仕方ないので宿の方に先に行くことにして、そちらの方で空いているロッカーをたまたまひとつだけ見つけたので良かったのですが・・・。

 そんなこんなで少々コミケ行きが遅れてしまい(これが後で響くことになる)、大崎で適当に昼飯を済ませ、りんかい線に乗って一路ビッグサイトへ。午後からの遠征なので電車も空いていて、それは快適だったのですが、ビッグサイトあたりに近づくとさすがに人は多くなり、しかも今日の東京もひどく暑い。中に入ると人はとてつもなく多く、いきなりコミケの洗礼を受けることになりました。

 2日目には特に回りたいジャンルはなかったのですが、ひとつふたつだけ行ってみたいところがありましたので、そのサークルがある西館の方へ。そこは東方ボーカロイドという2日目の二大ジャンルで、それはもう人が多かったです。その光景を見ながらゆっくりと館内を回り、とりあえずコミケの雰囲気を確かめることに。しばらくそうして巡回した後、ひとつだけお目当てのサークルだったmistless star(みはねさん)に行ってみました。みはねさんは、今でこそ東方で同人をやってますが、かつてはガンガンWINGの読者で、特に「天正やおよろず」で色々と活動していました。そして、このたび久々に天正で合同誌を企画されたということで、それを第一の目当てに行ってみたのです。残念ながらみはねさん本人はおられなかったのですが、同人誌は無事購入し、これで初期の目的は達成、一息つきました。
 いや、実は、これが初コミケで最初のサークル訪問だったもので、必要以上に緊張してしまい、スペースの人に話しかけるまでに大変な時間と勇気を要してしまったのでした・・・。いい年して人見知りで話ベタなだけに困ります・・・。

 その後は、とりあえず東館まで行って館内の構造などを知っておこうと思ったのですが、これがまずかった。どういうわけか、まったくたどり着けないのです。果ては道に迷って屋上のコスプレスペースや企業ブースなどに行ってしまい、入り口まで戻ったもののそこからまた延々と歩かされ、ようやく東館までたどり着いたころには、もう時間は3時をとっくに過ぎていました。これはオフ会の集合時刻まで余裕がない。慌ててビッグサイトを後にしたのですが、これが大変なことになったのです。
 とにかく、帰る人が多すぎ。りんかい線の国際展示場駅の前ではもう人が大量にいまして中々進んでいかない。気ばかりは焦りますが、乗れたのはかなり時間をロスした後。Suicaを買っていなければ確実に死んでました。ようやく4時前に大崎駅にたどり着き、そこから五反田まで行ってホテルに駆け込んでチェックイン。部屋に入った後は、汗だくだったのでシャワーでも浴びたかったのですが、その時間もなく、上を着替えただけで早々にホテルを飛び出し、五反田駅まで走る。電車に乗ったのが4時28分。新橋までの所要時間が13分だから、到着するのが・・・4時41分って間に合わないじゃん!(笑)


 新橋到着後、電車から飛び降りて集合場所の銀座口改札まで走る。改札をSuicaを押し当てて飛び出し、さてもうみんな集まってるかな、主催者が待たせて悪かったな・・・と思いつつみても、それらしい集団がない。すいーとポテトさんがうちわを目印に持っているとのことだったので、それを目を凝らして探して・・・(眼鏡をしていても目が悪いです、わたし)、ようやく見つけました。挨拶を済ませて他の方の居所について聞くと、まだ誰も来ていないとのこと。なんだそれは! 集合時刻に誰もこないとはけしからん!(←自分も遅刻しておいてよく言う。)

 幸いにもその後ほどなくしてみんなやってきて、一人集合場所で迷った森林さんとの合流に手間取りましたが、それも無事果たして、ようやくオフ会の会場である新橋のカラオケ店へと行くことになりました。もうこの時点で暑さと急ぎでくたくたです(笑)。


・オフ会の詳細。
 カラオケ店でボックスに入った後は、まずは飲み物を頼んでそれで一息つきました。この日は本当に暑かったです。
 その後、とりあえずは自己紹介から。集まったのは、わたしと前述のすいーとポテトさんと、蝉海 夏人さん・ふきさん・森林 鳥木さん・ARTさんの6名となりました。自己紹介ではまずは主催者であるわたしからで、今回のオフ会開催へと至った経緯と、まさか東京まで来てオフ会まで開催することになるとは、二週間ほど前までは考えてもいなかったことを伝えました。そしてこのような機会が出来て嬉しく思い・・・などと発言したと思います。その後、皆さんもかなり緊張しながらも滞りなく紹介をすませます。実は、この時から、主催者でしかもおそらくは最年長という余裕からか、わたしひとりだけやたらリラックスしまくっていたのですが(笑)、一人勝手にだらけてしまってまったく申し訳ありません・・・。

 自己紹介終了後は、いきなりすいーとポテトさんが、「みなさんひとりひとり順番に、スクエニ系で自分が好きなマンガを挙げていこう」というお題を発表し、まずはわたしから、ということになってしまいました。これはまったく予想していなかったので、もう本気で焦ってしまい、好きなマンガがありすぎて選択にも迷ってぐるぐると混乱してしまい、結局のところ出したのが「天正やおよろず」でした。もし落ち着いて考えることが出来たら、多分「刻の大地」か「浪漫倶楽部」あたりを選んだと思うんですが、なぜこの作品を挙げてしまったかというと、直前に同人誌を買ったからという理由が大きかったと思います(笑)。少し前のことが頭から離れなったのですね。

 それともうひとつ、あまりに有名で評価も高いマンガを挙げたくなかったという理由もあります。もう少し下がった中堅的な作品をあえて挙げたかった。「天正」はとてつもなくまったりゆるゆるなマンガで、ややインパクトに乏しく、同時期の「まほらば」や「dear」に比べると一歩人気で劣ったのですが、しかしあの中性的ほのぼの感は、まさにエニックスならでは、WINGならではのもので、このジャンルのあり方を体現していると思ったのですね。それが、あえて挙げてみた最大の理由でしょうか。

 なんとかテンパりながら自分の番が終わったあとは、皆さんの番になりました。すいーとポテトさん、蝉海 夏人さん、ARTさん、森林 鳥木さん、ふきさんの順番だったと思いますが、エニックスのマンガの話題となると、発言が終わったわたしがいろいろと饒舌に語ることが多く、話を中断させたことが多々あったのが申し訳なかったです。以後気をつけようと心に決めました。
 その後、後の方の発言になるに連れて、一人の方がたくさんのマンガを挙げられるようになり、それもエニックス以外のマンガにまで話題が及んでいきました。
 実は、この時点で話題が長く飛躍しすぎてしまい、ちょっと時間を取られすぎたのが悔やまれます。エニックス以外のマンガ、特にメジャー系の雑誌、その中でもやはりジャンプの話題が長く続くようになり、「今のジャンプはダメだ」とか、そういう話になっちゃったんですね。わたしは、現在、ジャンプ、マガジン、サンデーなどのメジャー誌の作品はまったく読んでいないので、こういう話題になると、どうしても黙ってしまうんです。どうもわたしは、自分に興味のあることには必要以上に饒舌になり、ないものには完全に無関心なままになってしまう悪いくせがあるようです。大変申し訳ない・・・。

 その後ももう話が終わりそうになかったので、適当なところでさりげなく切らせてもらいました。このままだと、本気でジャンプの話でオフ会が終わりそうだったので・・・。別にスクエニ以外の話題をしてはいけないなんてことはないですし、多少ならば話題が他に移ってもかまわなかったんです。それも、スクエニ系と他のマンガとの比較や関連性や追求などの方向性なら、まだ有意義でした。しかし、今回は、スクエニとはまるで関係ない話の上に、それが延々と続いてしまった。時間の配分的にもまずかったです。最後までしたい話ができなかったと言われる方もおられましたし、適当なところで話題を修正するか、最初から議題などを決めておくべきだと思いました。

 その後、今度は自分が持ち込んできた「読み切り作品の雑誌切り抜き」を披露しようかと思ったのですが、その前に(自分以外にも)「何か持ってきているひとはいますか」と聞いたところ、すいーとポテトさんがいいものを出してくれました。それは、スケッチブックで、あの大川マキナさんのイラストが! これはうわわああと本気で感動してしまいました(笑)。大川さん以外にも知っている作家さんのイラストがあったりして、長い間自分ひとりで独り占めして見てました(笑)。本当にごめんなさい。

 その後、今度こそ、わたしがわざわざ持ってきた雑誌の切り抜きを披露することに。これは受けるかどうか最初は不安だったのですが、よろこんでもらえてよかったです。もっていったのは、宇夢(梅川)和実さんや荒川弘さん、MINAMOさん、神田晶さんのお家騒動以前の新人作家の読み切り、個人的に気に入っている作家さんであるカザマアヤミさん、水谷ゆたかさん、立川陽之介さんあたりのコミックス未掲載読み切り、蝉海さんが読みたがっていた石川泉さんの読み切り(「蜘蛛の城」)など、ネタとして持っていった(笑)高崎ゆうきさんやあらきかなおさんのWINGでの読み切り、あたりでしょうか。これ以外では、最近の更新で評判が良かった「POCKET HEART」や「DANCE DANCE DANCE!」のコミックスも持って行きました。

 全体的には中々好評で、みなさんに楽しんでいただけたようでなによりです。しかし、ここから目玉商品として、地獄ゆきを始めとするガンガン暗黒作家読み切りを投入。これはもうバカ受けでした(笑)。ガンガンの暗黒面を自分だけで味わうのはもったいないと思い、みなさんにも是非その恐怖を堪能してあの世(地獄)に行ってもらおうと思ったのですが、大成功だったようです。

 一通り持ち込んだ雑誌読み切りを堪能してもらったあとは、もうあまり時間が残されていませんでした。最後に、明日のコミケの話になったのですが、ここに来てコミケの熟練者(?)であるすいーとポテトさんと森林 鳥木さんが突然異様に盛り上がり、コミケの辛さを延々と説き始めたのです(笑)。コミケ初心者であるわたしとしては、明日のコミケの準備について知りたいと思い、「11時くらいに入場したいんだけど、何時くらいから並べばいいのか」と聞いたのですが、それに対して、「4時か5時くらいから並ばないとダメ」みたいな返事が帰ってきて、「ええ?」とか思ってしまったのですが、しょうがないなあと思って「では8時くらいから並び始めたら何時に入場できるのか」と聞くと、「12時くらい」と言われたので、まあそれくらいを目当てに明日は行動しようと思いました。暑いが飲み物などはどれだけ持っていけばよいかとも聞くと、「2リットルはいる」などという返答が帰ってきて、さすがに2リットルはないと思ったのですが、まあそうなのかなあとも思ってさらにいろいろと話を聞くことに。今日は2日目にしては異様に人が多かった、明日はもっと多いだろうから覚悟して行く様に、などと最後に念を押され、そんなこんなで明日の話でオフ会はお開きになりました。


・オフ会後。
 オフ会の後は、新橋駅で早々に別れることになったのですが、わたしは、前日の金曜に発売していたヤングガンガンをまだ買っていないことを思い出し、たまたま再開したふきさん、森林 鳥木さんと出会い、確実にある本屋を聞いてみることにしました。ふたりが山手線内回りに乗っていくので、じゃあ秋葉原あたりで降りれば買えるなと思ったのですが、ふきさんの言うには「秋葉原は店が閉まるのが早いからやめた方がいい」とのこと。わたしは、いくらなんでも8時から店がみんな閉まるとは思えなかったのですが、ふきさんがアキバは早い、とらのあなでも閉まる、アニメイトなどはもっと早く閉まると力説するので、迷いに迷ったんですが結局秋葉原で降りることに。で、とらのあなとアニメイトに行ってみたんですが、もうどこの店もことごとく全部開いてました(笑)。いくらなんでも、土曜の夜に8時に閉めるわけないじゃないですか・・・。とりあえずより早く閉めるらしいアニメイトから訪問し、あっさりヤングガンガンを見つけて購入、まだ買っていなかったかんなぎ5巻も購入し、その後とらのあなも訪問して店内を見学して楽しみました。

 ただ、このとき雨にたたられ、しばらく店内(と隣のゲームセンター)で暇を潰したあと、ようやく五反田まで帰宅。ようやくのんびり風呂に入れてすっきりした後、ベッドでヤングガンガンを読んでいると半分で眠くなったので12時過ぎに就寝。このときにつけていたテレビで、たまたま男子100メートル走で世界新記録が出たシーンを生で見られてラッキーでした。明日はのんびり6時くらいから出発することにして、怒濤の一日目は終了しました・・・。


 中編(夏コミ編1)へ続きます!


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