<2008夏・オフ会&コミケレポート(後編・夏コミ編2)>

2008・8・21

*前編はこちらです。
*中編はこちらです。

(注意)やはりとてつもなく長い上に、ほとんどが個人的な行動記録なので、根気のある方だけお読みください。


・西館へ。
 さて、いよいよ西館へと行くことに決めたわけですが、その前に、正午過ぎのいい時間になったので食事を取ることに。一旦東の回廊に出た後にそう決めたので、とりあえずホールの外に出るべく、東ホールの男性向けジャンルを眺めつつ突き抜けていこうかと思ったのですが、この時点ではもう人が多すぎて島中を通れないほどでした。しかたなく、ホールの壁サークル沿いを遠回りして出ることに。今まで回ってきた創作ジャンルも、とてつもなく人が多かったのですが、それでも男性向けに比べれば随分ましでした。いくら人が多いように見えても、男性向けに比べれば実はまったりした場所だったということに、この時になって初めて気づいたのでした。

 東館の建物の外に出て、いまだ並んでいる行列の外側に出て、適当なところに座ってようやく食事。昼食となるのは、大崎駅のコンビニで適当に買ってきたサンドイッチと緑茶。緑茶は1リットルのペットボトルを用意したのですが、この時までまったく飲んでいませんでした。前日のオフ会で、「飲み物は2リットルはいる」などと言われていた(脅されていた)のですが、さすがに2リットルはないと思ってこのペットボトルに決定にしたのですが、それは正解でした。この日は非常に涼しく、歩きながら水分を補給する必要などはまるでありませんでしたので。1リットルでも多いくらいで、食事の時くらいしか飲むことはありませんでした。そういえば、汗拭きのために持ってきたタオルを使うこともまったくなかったです。気候的には非常に幸運でしたね。

 食事を済ませた後は、いよいよ西館へ。とりあえず東の回廊から階段で上に上がったんですが、そこは西館とはまったく正反対の東館の端。そこからいきなり延々と歩かされることに。この時点でまずがっくりです(笑)。しかし、一旦この東館上の回廊を出た後は、エスカレーターを1本降りただけで、意外にすんなりと西館へ入ることが出来ました。というか、東から西へ行くのは意外と簡単だったのですが、実は・・・。

 さて、西館へとたどり着きましたが、こちらは東館ほど巡回予定のサークルは多くありません。東館より人の数もかなり少ないようで、比較的のんびりと回ることに。お目当ては創作(少女)と評論サークルのいくつかです。
 まず最初に行ったのは、西1ホールの創作(少女)で水蛇亭(水谷悠珠さん)のスペース。商業誌での活躍も顕著でわたしも好きな作家さんですが、イベントで同人誌を買うのはもちろん初めてです。とりあえず新刊を一冊購入。これが、これまでの商業での連載作品(マンガ)のほとんどが載っているお洋服本で、非常に充実していて大満足でした。

 そして、水谷さんのスペースのすぐ隣で、今回密かに訪問するのを楽しみにしていた世界で一番君が好き(有沢珠里さん)を訪問。この方は、ここ最近は活動を長い間停止しておられ、サイトを見るたびに残念に思っていたのですが、このたび久々にイベントに復帰され、新刊も出されるということを知り、本当に楽しみにしていたのです。わたしの好きなイラストレーターの中では、最も女性的というか少女的な作風なのですが(ジャンルも創作少女ですし)、しかし、わたしはこの方の描く絵をすごく気に入っています。わたしは、これまで何百何千という数え切れないほどのメイドさんの絵を見てきましたが(笑)、この方の描くメイドさんが一番萌えます! それはサイトのトップ絵を見ても分かるはずです!

 行ってみると、新刊に加えて既刊もたくさん並んでいたので、オリジナルを中心にたくさん買わせていただきました。いやもう大満足(ホームページにあるイラストにひとつだけ収録されていないのがあるのが残念でしたが・・・)。ところで、このスペースは水谷さんの隣にあるわけですが、昨日のオフ会で、すいーとポテトさんの巡回予定先にその水谷さんのスペースがあるのを見て、「そのとなりの有沢さんのスペースもいいよー」と教えてあげようとしたのです。が、まあすいーとポテトさんはほかにもいっぱい巡回する場所があるみたいだし、わざわざ教えても巡回先と使うお金が増えるだけだなと思ったので、いやあそれは迷惑だろうなあと思ってあえて何も言いませんでした(まて)。

 しかも、今回買った新刊が絶品と言えるほど良いのですが(ロリネコミミメイド最高(笑))、諸事情により今回の夏コミ販売のみで絶版になってしまうかもしれないようで、手に入れられたのは本当に幸運でございました。もう二度と手に入れることはできません?


・評論・情報ジャンルへ。
 このふたつのサークルを回った後は、お隣の西2ホールに移動して評論・情報ジャンルへ。まず訪問したのがkokkomeion(ONさん)(*ミクシィのプロフィールへリンク)。実は、わたしがちょっと前にミクシィに入った時、わたしのゲストブックに書き込んでくれまして、そこに名前と共にサークル配置が書いてあったので、一度行ってみようかと思い立ったのです。実際に訪問して名乗ると、ONさんは随分と驚いたようで、意外な訪問者を歓迎してくれました。わたしの方は、前々からこういった評論系の同人誌に興味があり、いつか自分でも作りたいと思っているので、色々とその制作方法を聞いてみました。ONさんの方も親切に色々と教えてくれたのですが、これが元で後でミクシィの方で付き合いが始まることになりました。世の中何がきっかけになるか分かりません。

 その後、4コママンガの情報誌を出されているという4研に向かいます。ここでは、まず同人誌を読ませていただきました。「起承転結」という、4コママンガの雑誌別・作家別リストとコラムで構成された情報系同人誌で、熱心に読んでいると、親切に色々と解説してくれ、ふたりで話が盛り上がりました。ここでも、こういった評論・情報系同人誌の制作について色々と聞くことができました。実際の同人誌制作の作業についても聞きまくり、相手の方もひとつひとつ親切に(あるいはノリノリで)語ってくれました。そして、最後に販売していた「起承転結」の近刊3冊をすべて買わせていただいたのですが、その時、昔の「起承転結」のバックナンバーをまとめて安く譲ってくれました! 4冊で300円だったかな? これが、熱心に4コマの話を聞いてくれたお礼だったのか、それとも昔の不良在庫を処分したかったのか(笑)、それは定かではありません。
 最後に、すいーとポテトさんの名前を出したのですが、さすがに当然のごとく知っておられまして、今日もスペースに来たことも教えてくれました。昨日のオフ会の話も知っていて、「4コマの話があまり出来なかった」と言っていたことも伝えてくれました。こんなところでオフ会の残念だった感想を聞けるとは・・・大変申し訳なかったなあと思ってしまいました。


・西館から再び東館へ・・・。
 このふたつを回った後は、もう評論・情報ジャンルで回る予定のところはなく、再び創作(少女)へと戻りました。今度は、先ほど会った鍵空とみやきさんの委託先のスペースを探すことに。実は、このスペース、朝にチェックし忘れていて、具体的な場所を忘れていたのです。確か「ま」の列だったことはかすかに覚えていて、それを足がかりにひとつひとつスペースを回って確認していきました。最初に紺野さんのところで、とみさんに会っていた時に聞けばよかった・・・と思っても後の祭り。とはいえ、最終的にはなんとかとみさんの本が並んでいるのを発見し、購入することが出来ました。運悪くとみやきさんはスペースにおられず、結局最後まで二度と会えなかったことは先ほど書いたとおりです。
 それにしても、この創作(少女)のスペースは、男性向けはもちろん、創作(少年)と比べても実に落ち着いてまったりしています。これは、女性の方が多いこともありますが、それ以上にとにかく人が少ないのです。島の中を巡回する時も実にスムーズで、気持ちよく歩き回ることが出来ました。他もこれくらいだったらいいんですけどねえ。

 さて、しばらく巡回して楽しんだ後は、もう一度東館へと帰ることに。しかし、これが大問題だったのです。西館に来る時には割と簡単にたどり着けたのに、いざ東館へ戻ろうとすると、全然たどり着くことが出来ません。どうも、「東→西」へと行くのは簡単でも、「西→東」へと行くのは難しいらしいのです。これは昨日もそうだったのですが、なぜか東から西へ来た時のルートを逆にたどることが出来ず、延々と遠いルートを歩かされます。わたしはビッグサイト初訪問なので、館内の構造はいまだよく分かっておらず、なんでこうなるのかよく分かりませんでした。まずビッグサイトの入り口まで戻るのに延々と遠回りをさせられ、そこからはそこからで延々と長い長い回廊を歩いて、ようやく東館へと戻ることができました。


・東館で巡回終了〜企業スペースから帰途へ。
 そんなこんなで東館の創作(少年)へと帰ってきたときには、もう2時をとっくに過ぎていました。到着後に再びサークル巡りを始めましたが、朝チェックリストを無くしてしまったことがここで響いてきて、それ以上お目当てのサークルを中々見つけることが出来ませんでした。それどころか、なぜか朝再び書いたリストに記載したサークルも、いくつか漏らしてしまいました。たまご屋(月館るりさん)とか、天使の翼(Miyuさん)とかTeaPot(楓菜あきのさん)とか、なぜ行かなかったのか不思議なくらい。どうも、初参加だとまだまだ巡回に慣れないところがあるようです。チェックし損ねたサークルでも、創作スペースをひとつひとつ丹念に回れば見つかるところもあったかもしれない・・・。Serene(船さん・おねむさん)なども行きたかったなあと思ったり。

 もっとも、とにかく人が多すぎてそういう行為自体が中々困難でもあり、実はめがねかけてても目が悪かったりでいまいちよく確認できていなかったり、あるいはもう2時を過ぎたこの時間帯だと、多くのスペースが販売を終了、もしくは終了間際で、もう購入することも難しかったりと、中々うまいように買えないんですよね。このあたりは、初参加と言う経験不足と、朝チェックリストをなくした上に来る時間が大幅に遅れたという不手際が重なっています。 このときに、唯一たまたま見つけたのがKiracnaDays(晴瀬ひろきさん)で、ここも朝再チェックし損ねていたのですが、それでも目立つ中程のお誕生日席のはずなのに、この時までまったく気づきませんでした。幸いにも新刊はまだ残っていて買えたので良かったです。東館に戻ってから買えたのはここくらいですね〜。

 そんなこんなで、そろそろ成果も期待できなくなってきましたし、帰途につくことにしました。そろそろ雨が降りそうだった、というかぽつぽつ降り始めてきたというのもその理由です。最後にもう一度、紺野さんに挨拶してから帰ろうと思いまして、スペースに戻りましたが、出かけておられるようで見当たりません。しかし、ちょっと周囲を巡回しつつしばらく待ってみると、運良く帰ってこられたので、早速「これで帰ります。今日はありがとうございました」と最後の挨拶。紺野さんが、「今日は楽しかったですか?」と聞かれるので、わたしは、

 「もう・・・ものすごく楽しかったです。」

と感極まって答えました。これは、もう掛け値なしに本当に正直な気持ちでした。本当に、これほど楽しいことは久々でした。もしかすると、これまでの人生で最も楽しい一日だったかもしれません(笑)。

 そうして最後の挨拶を済ませたあと、ついに東館ホールを後にして、ビッグサイト入り口へと向かいます。そろそろ雨が本降りになりつつあり、急いで帰った方がよさそうでした。しかし、ここで企業スペースへと続くルートを見つけ、はたと迷いました。昨日は道に迷った時にたまたま寄る形となったのですが、今日は行っていません。もともと企業スペースで物を買う予定もなかったですし、昨日も今日も行く予定はありませんでした。しかし、「どうせなら最後までコミケを楽しんでいこう」と思い立ち、雨が降り始めているのもいとわず、最後にちょっと立ち寄ることにしました。

 そして、この決定で、幸運な出来事に恵まれました。企業ブースでは、まず一迅社に立ち寄ったのですが、そこで山本寛と倉田英之がトークショーをやってました。もちろん、秋から放映予定のアニメ「かんなぎ」の告知イベントのひとつです。たまたま行った先がイベントの真っ最中で、有名人のこのふたりを生で見られたというのは、コミケの最後に訪れたちょっとした幸運でした。残念ながら、整理券配布による参加制だったので、あまり長く見ることはできませんでしたが、たまたま立ち寄っただけでちょっとでも見られたのは幸運だったとしか言いようがありません。二人とも話し上手でユーモアがあって場を盛り上げるのが上手かったですね。

 あと、そういえば2日目も3日目も(特に2日目は)、あちこちで無料配布のかんなぎショッパー(買い物袋)をやたらみかけました。コミケ会場で見かけたショッパーでは、最も多かったかもしれません。実は、いつの間にか、マニアの間でかなり人気と知名度を集めているのかも。スタッフも上記トークショーのふたりをはじめ、実力派の方が集まっているようで、秋からのアニメでは相当な期待をしていいかもしれませんね。

 そんなこんなで幸運だった一迅社のブースを離れ、一通り企業ブースを回ったあと、いよいよ帰途に。最後に一迅社ブースにもう一度立ち寄ると、ちょうどトークショーが終わったところでした。おふたりが席を立って退場するのを見つつ、いよいよ企業ブースを抜けてビッグサイト入り口に戻り、りんかい線国際展示場駅へと帰途に着きます。雨がそれなりに本降りになってきていましたが、幸いにもひどく濡れるほど激しいものではなく、屋根の下をたどりながら駅までたどり着けました。駅での混雑も意外に大したことはなく(昨日の方がはるかに混んでいました)、簡単に電車に乗ることが出来て、あとは宿泊先へと帰るだけでした。これで、ようやくコミケのレポートはおしまいです。


 ホテルに一旦帰ったあとは、とりあえずシャワーを浴びて着替えましたが、まだまだ時間は4時半すぎでした。このまま今日を終わるのは惜しいと思い、同人誌の整理をしてベッドの上に並べまくったあと(笑)、「昨日は秋葉原に行ったから今日は池袋にでも行こう」と思い立ち、再びホテルを出て山手線に乗って池袋へ。適当に夕飯を済ませてとらやアニメイトを訪問しようと思ったのですが、どうしてもとらのあなの場所が分からず、今日の報告がてらすいーとポテトさんの携帯に電話して聞くことに。聞いた場所は、実は駅からかなり近い場所で、しかもほんの近くの道を素通りしていたことに気づきました。地理を知らないって怖い・・・。しかも、池袋のアニメイトが8時という早い時間に閉まることを忘れていて、行ってみたらちょうど閉店という事態に・・・。(というか、普通に迷わずにとらのあなに行けていれば、こちらも普通に間に合っていました。)

 仕方ないのでもう今日は終わりにしてホテルに帰り、翌3日目にもう一度訪問。発売日だったGファンタジーと隠の王9巻を買って、秋葉原にもちょっとだけ立ち寄り、あとはそのまま新幹線のぞみで帰宅。といっても、帰ったのは夜8時ごろで、荷物(同人誌)も重くてもうくたくたに。しかし、今回の遠征は本当に楽しかった・・・。最後の最後まで東京行きを楽しませてもらいました!


・「こんな楽しいことなどあんまりない!」・・・総括と今後の展望。
 最後に、今回のオフ会とコミケの総括です。

 まず、オフ会についてですが、全体的には大成功だったと思います。告知からさほど日がなかったのに4人の方に集まっていただき、企画主催のふたりを合わせて6名という、いい感じの人数でオフ会を開催できました。「カラオケボックスで3時間」という条件設定も良かったです。安価な費用で長時間、マンガの話で大いに盛り上がることができました。

 ただ、反省点もあります。当日の緊急連絡先を確保しきれず、最後までスムーズに集合できるか不安だったこと。これは大きな課題として残りました。そして、肝心のオフ会の内容でも、ちょっと話題がスクエニからそれて散漫になりすぎたかな・・・というところがあったような気がします。時間の配分的にも少々まずいところがあり、時間を取られすぎてしたい話ができなかった方もいたと思います。次回以降やる機会があるなら、このあたりをもっと考えるべきかもしれません。
 幸いにも、わたしが持ち込んだ雑誌の切り抜きが好評だったのは良かったです。出す前は受けるかどうか少々不安だったのですが、いざやってみると悪くなかったですね。こういった場を盛り上げる企画は積極的に採り入れたほうがよさそうです。

 次に、コミケについて。これは完全に個人的な話になりますが、とにかく自分としてはこれ以上ないほど楽しかったです。「こんな楽しいことなどあんまりない!」というほど楽しいものでした。いきなり「サークルチェックリスト」をなくすという大きなミスがあり、かなりの数の巡回予定先を逃してしまったのは残念でしたが、それでも行きたかったところはかなり回れましたし、同人誌も思った以上にたくさん買うことが出来ました。最初使った金額は1万円程度だと思っていたのですが、いざ数えてみるとどう見ても2万円は使っていました・・・。これでもし当初の予定通りすべての巡回先を回れたら、どれだけ使っていたのか分かりません。前日のオフ会で、「2日目は4万円使った」という話を聞いて驚いていましたが、こうしてコミケを体験した後では、その額にも十分納得がいきます(笑)。

 そして、買った同人誌以上に嬉しかったのが、コミケでたくさんの方とお会いしてお話が出来たこと。これこそが、今回の夏コミ最大の収穫だったことは間違いありません。特に、今回最も会いたかった方々、

とは、いずれもたくさんお話ができて大満足でした。この場を借りて厚くお礼を述べたいと思います。わたしなどに付き合っていただき、本当にありがとうございました。


 さて、こうしてオフ会とコミケ参加を終えて、今後の展望ですが、「もう一度行きたい」と思う気持ちが非常に強くなっています。これほど楽しいことなら、またやりたい。それも、コミケに関しては、次はサークル参加をしたいとの思いをさらに強くしました。前々からサイトの同人誌を出したいと思っていましたし、一度こうして一般参加をしてコミケの雰囲気を掴み、今度は本気で出そうという目途が立ってきました。冬がちょっともう無理なので、出すとすれば来年の夏あたりを目標に頑張りたい。
 そして、オフ会も同じように来年の夏あたりにまたやりたいと考えています。前々から、定期的にオフ会が開催できるようになればいいと思っていましたし、1年に一度くらいペースでやるのもいいなと考えています。今回惜しくも参加できなかった方もおられましたし、また参加できる機会を何度でも作りたいものですね。


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