<2008夏・オフ会&夏コミレポート(中編・夏コミ3日目&オフ会編)>

2009・8・29

*前編はこちらです。
*中編はこちらです。


 前日に寝たのはもう11時半を過ぎたころだったのですが、翌朝はもう3時過ぎには出かけようと思っていたので、起きたのはその1時間前、2時15分頃でした。そして、早速出かける準備を始め、まずは朝食から。ホテルのすぐ近くに24時間営業のマクドナルドがあったので、とりあえずここで食事(早すぎてまだモーニングセットもない時間帯)。ここがなければ、おそらくは弁当かなにかで済ませなければならなかったので、これは幸運でした。

 一旦部屋に帰ってきていろいろと荷物の手配。それを済ませるともうそろそろ時間もなく、慌しく出発。一年前からコミケには何度も一般参加してきたわけですが、こんなに早く出発したのは初めてでした。
 そんなこんなで、会場である東京ビッグサイトに到着したのは、4時過ぎくらいだったでしょうか。まだ暗いというのにすでにかなりの人が来ていて、係員の誘導の下に列を形成していました。もちろんわたしも列の最後尾に並び、係員の誘導の下にビッグサイト正面の方向に向けて移動。しばらく移動して列が完全に固定化されたところで、その場を確保できて移動も自由になりました。ちょうど前に前日のオフ会でも参加されたすいーとポテトさんがいて、その隣に知らない方でしたがいろいろと親切に話を降ってくれる方がいて、いろいろと盛り上がりました。
 特に、彼がやっていたのがDSのドラクエ9で、この夏コミでは他にもドラクエ9を持ってきてプレイしている人をあちこちで見かけたのですが、彼からもプレイしているところを長い間みせてもらいました。なるほど興味はあったがこういうゲームだったのか・・・と感心。特にはまっていたのが通信機能で。ワイヤレス通信によるマルチプレイで、他の人の世界に行ってそこで他のプレイヤーたちと冒険する様子を興味深く眺めていました。そしてもうひとつはすれちがい通信という機能で、他のプレイヤーを宿屋に呼び込むというシステム。これにはまっている人がこの夏コミでも続出していました。その方も、自分の周囲ですれちがいが出来なくなると、列を離れてあちらこちらに探しに行ってたりしていたようで、本当にはまりまくっていた様子でした。戦闘シーンなども見せてもらいましたが、戦闘に入るシステムがシンボルエンカウント(フィールド上に見えている敵に触れると戦闘に入るという方式)だったのが、今までのドラクエと大きく違っていて意外に思いました。これは、今日のオフ会でも話題にのぼることになります。

 わたしの方は、時折トイレに行くために列から離れた時以外は、特にやることもなく、持ってきた本を読んだりiPhoneを触ってネットにアクセスしたり音楽を聴いたり。もうこの時点でややネットにつながりにくくなっており、やはり3日ともコミケ会場では携帯がネットにひどくつながりにくかったのが残念でした。途中雨がぽつぽつと落ちて来たときには心配になりましたが、幸いにもすぐにやみ、むしろ夜が明けたあとは日差しが強くなり、暑さを避けるのが大変になってきました。

 そんなこんなで長い待ち時間がすぎ、朝方の4時から並び始めて、いよいよ列が動き始めたのが9時前くらいだったでしょうか。ビッグサイト前の階段をのぼり、正面建物の前の広場まで少しずつ進み、ようやく建物の中に入れた時には日差しから解放されてほっとしました。建物に入った直後に、東館へ行く人と西館へ行く人に分かれるのですが、わたしは3日目は西の創作(少年)ジャンルがメインなので、ここで西に向かいます。全体的には男性向けのある東館へ行く人の方がずっと多いのですが、それでも西に行く人の数も相当に多く、わたしたちの前にもうこんなに並んでいたのか・・・とちょっと驚いてしまいました。ここで先ほどのドラクエ9の人とは別れ、すいーとポテトさんと共に西館へ。西館へのエスカレーターを降り、ホール前のアトリウムでストップ。ここで開場時間の10時を待つことになりました。

 さすがにここでちょっと緊張してきて、開場までのわずかな時間を過ごし、ついに10時。拍手が沸き起こり、開場となったのですが、いきなりホールには入れませんでした。会場の外をぐるっと大回りするように迂回させられ、再び建物の外へ。ここからはみんな早足です。ここで面白かったのが、行く先の誘導路がふたつに分かれていて、間にサークルカットが貼られたポールがあり、「『CUT A DASH!!』と『ロケット野郎』は→ それ以外は←」となっていたことです。これはあまりにも露骨過ぎて大笑いしました。『CUT A DASH!!』(みつみ美里)と『ロケット野郎』(べっかんこう)は、西の壁配置でも最大手の別格的な超人気サークルで、ここで分かれるようになっていたのです。
 わたしたちは、当然それ以外の道へと進み、建物をぐるっとほとんど一回りしたところで、ようやく建物内へと入る入り口をへと誘導されます。ここからがようやく、待ちに待ったサークル巡回の本番です。


・西館をひたすら巡回しまくる。
 まず最初に行ったのは、壁配置サークルのひとつ、Northern House(椎名麻子さん)です。ここは、特に長い行列が出来るようなサークルさんではないのですが、毎回小部数しか本を発行しないので、早く行かないとあっさりなくなってしまうのです。実際、去年の夏コミでは少し遅れていった時にはなくなっていましたし・・・。今回、1年ぶりの参加ということで、今度こそは逃すまいと真っ先に行くことに決めていました。実際に行ってみると、特に並ぶこともなくあっさりと新刊をゲット。ここで一緒にいたすいーとポテトさんと別れ、これからはいよいよひとりでサークル巡回です。

 この後は、もうひたすら作成した巡回予定リストを見て近くにあったサークルを片っ端から行きまくりました。今回は、前回・前々回以上に創作(少年)で巡回するところを多数用意していたので、もうCDカタログから作った地図と首っ引きになって近いところにあるサークルから手当たり次第に当たりまくり。前回・前々回は巡回した順番をおおよそ覚えていましたが、今回はもうほとんど覚えてすらいません(笑)。それほど巡回と購入に夢中になっていました。
 それに、創作(少年)は、壁サークルでもそんなに並ぶところはほとんどないのです。一応行列が出来るところはありますが、それも大手に比べればずっと少なく、長くても5分か10分待てば買えるところです。先ほど書いた『CUT A DASH!!』(みつみ美里)と『ロケット野郎』(べっかんこう)、あと『富士壷機械』(いとうのいぢ)の3つだけは例外ですが、それ以外ならば購入に時間のかかるところがほとんどなかったことも、数多くサークルを回ることが出来た理由になりました。

 ほぼ最初に並んだのが、前日のオフ会でも話題になったきぃら〜☆さんのサークルりとる☆はむれっと(きぃら〜☆さん)でしょうか。ここだけはちょっとだけ並びました。少しだけ会場の外に出る形で、しかしそれでも待ったのは5分程度でしょうか。ここで購入を済ませた後は、もうこれ以上並ぶようなところは、他の壁サークルでもありませんでした。
 その後はもうひたすら巡回と購入ラッシュです。ちょっと全部をここで挙げることは難しいくらいですが、壁サークルだとUNI・SEX(桐原いづみさん)White Paper(しろさん)たんぽぽ屋(成瀬ちさとさん)JH科学(JohnHathwayさん)ずんだもち姉妹(荒井チェリー&野々原ちきさん)寿亭(あずみ冬留さん)鳩のたまご(羽戸らみさん)、あたりでしょうか。島サークルだと、TeaPot(楓菜あきのさん)くちばしフェチ(鳥海かぴ子さん)PLASTIC MOON(一美さん)姫いちご(野田みれいさん)まいにち日曜日(桜木晶さん)長靴と猫亭(高崎ゆうきさん)たそもれら(泉水真琴さん)MUGU(石川沙絵さん)たまご屋(月館るりさん) 、などなど。これ以外にも書き切れないほど数多く回りました。巡回した先で目に付く新刊や買ってなかった既刊を次々と購入していったのですが、ふと気が付くと財布の中に千円札がない。この日のために千円札を大量に用意して(高額紙幣はサークルでは使えないことが多いので)、とりあえず30枚ほど財布の中に束にして入れていたのですが、はっと気が付くと30枚が一瞬のうちに全部消えてしまってました。このときばかりはさすがにちょっと恐ろしくなりましたよ・・・。まあすぐさまもうひとつの財布に入れていた予備の千円札30枚を取り出して購入を再開したのですが、このあとはちょっと派手に使うのがかなり怖くなって、以降は巡回先で相当絞って本を買うようになりました。
 それと、今回巡回したサークルは、前よりも数が多くなって新規開拓したところもたくさんあったのですが、これまでのコミケ・コミティアで訪問したサークルも相当な数にのぼりました。なにか、毎回訪問するサークルがそろそろ固まってきたような気がします。毎回同じように参加されるサークルがいて、わたしのように毎回訪問する一般参加者もいて、創作(少年)ジャンルはかなりの数のサークルが参加しているとはいえ、意外にこの世界狭いんじゃないかと思いました(笑)。


・お知り合いのサークルへの挨拶回りに奔走。
 さて、そんなこんなで一気にあらかた巡回した後は、今度はコミケのもうひとつの目的、お知り合いのサークルさんのところへと挨拶回りです。前回の夏コミで初めてサークル参加して1年、コミケやコミティアに幾度も参加を重ねるたびに、思った以上に直接知り合える方が増え、今では毎回かなりの数のサークルさんのところへと行くことになってます。この直接の交流こそがイベントの最大の楽しみになっています。

 これまでのお知りあいさんのところでは、1年前の夏コミ以来お世話になっている紺野賢悟さん(うにぐる)、冬コミでお会いした柚清水さん(THANKS)、コミティア&サイン会でお世話になった水月とーこさん(漂流屋敷)の3つのサークルを訪問。どこでもいろいろと話をさせていただき、特に柚清水さんのところではかなり長い間話が弾みました。冬コミのときにも長く話をしたのですが、やはり現役のマンガ家さんが相手だといろいろとマンガ創作について面白い話が聞けて、こういうサイトを運営しているものとしては、やはりとても興味深いですね。実際のマンガ家さんに直接会えるのはこの手のイベントで中央に出てくる時くらいなので、このサイトとしても非常に貴重な場となっています。

 そして、今回新たにサイトやネット上で知り合った方へのサークル訪問。これもものすごく楽しみでした。まずは、今回わたしが出した本の表紙を担当してくださったうさみみきさん(R−PANDA)ですね。ここは今回最も訪問を楽しみにしていたところでした。とりあえず挨拶と表紙の依頼を引き受けてくださったことの感謝の言葉を伝えて、差し入れのお菓子も手渡して、以後色々と話が弾みました。今回、たまたま子旅再生(鍵空とみやきさん)のスペースと隣だったこともあり、そちらの方でも本を購入したりで楽しく過ごせました(合同ペーパーとかいただきました)。あと、お菓子をいただいたりスケッチブックも描いてもらったりと、なんともよくしていただけましたありがとうございます。

 さらに、そのスペースから偶然にもほど近く、かゆねにうさん(ten-2)も、今回初めて訪問することになったところです。あらかじめ巡回する予定ではあったのですが、前日にかゆねさんから思わぬ自分のスペースへの訪問を受け、その場では会えなかったものの訪問を楽しみにしていました。ここでも初めての顔合わせを喜んでいただいて、いろいろと話をさせていただきました。なぜわたしのスペースを知っていたのか不思議だったのですが、かつて同人誌の紹介のページを作って更新したときに、かゆねさんの本を紹介したのをみてくださったらしいのです。また、その本は千歳良太さん(おくることば)とも共著の作品で、その千歳さんのスペースも紹介していただき(こちらはチェックしてなかった)、急遽すぐに千歳さんのスペースを訪問、そちらでも話をさせていただきました。のちにもう一度かゆねさんのスペースを訪問したときにスケッチブックを頼み、さらにはかゆねさんとは友人の加月猫さんともそこで昨日に続いて再会、またいろいろと盛り上がりました。このお二方は、かつての藤野もやむさんのファンが集まる掲示板でのつながりで、そして今回は同じくその掲示板の常連だったクラサキシンヤさん(アフコミプラス)も参加しておられ、そちらの方もチェックしてすでに巡回していました。ここでは、あの「ゆるゆり」のなもりさんが委託してゆるゆり本を出されていたので全部購入(笑)。このあたりのことも話題になり、大いに話が盛り上がったと思います。

 ところで、このかゆねさんとはサイトで同人誌の紹介をしたことで、今回のつながりが出来たのですが、実はうさみさんの方もまったく同じで、そのときの同人誌紹介ページで本を紹介したことがきっかけだったのです。あの紹介ページは、多分誰も見ていないだろうと思って書いたのですが、まさか当の作者さんに読まれていたとは本当に驚きましたよ・・・。
 いや、実は今回のお二人だけではないのです。これまでに知り合いになった方々は、そのほとんどが、自分のサイトの記事や日記での言及がきっかけでつながりができたのです。この日に再会した上記の3人もそうですし、昨日の加月猫さんもそう。こう考えると、サイトやブログを作ってその中で記事にするというのは、思った以上の効果があるみたいです。実際に人と直接のつながりを持ちたい方は、サイトを立ち上げてその手の記事を書くことから始めると、予想外の反応が来るかもしれませんよ。


・東館へ出向いてそちらでも挨拶〜西館に帰って最後の挨拶回りをして撤収。
 そんなこんなで大量巡回と挨拶回りで西館を奔走し、あっという間に1時を過ぎたころ、今度は東館へと行くことにしました。そちらの方にも挨拶に伺うサークルがありましたし、あるいは西ほどではないにしても少し回りたいところもありました。

 前日の2日目で、西から東へ移動できなかったという地獄のようなレポートを聞いていたこともあり、これは行くの大変だろうなあ・・・と思ってはいたのですが、確かにかなりの行列と待ち時間はかかったものの、意外にも普通の範囲の時間で行くことが出来ました。少なくとも前日ほどではなかったことは確かのようです。
 無事に東ホールに着いた後は、前回の冬コミで委託で散々お世話になった評論・情報系スペースのONさん(kokkomeion)のところへ。ここだけは挨拶に行くことに決めていたので、なんとしても最優先で訪問することに。入り口から比較的近いこともあって、スペースには簡単に行けたのですが・・・。スペースの前に立って声をかけたのですが、まったく返事がない。いないわけではなく、いるのに返事がない。一体なにをしているんだろうと思っていたんですが、スペースの中でドラクエ9にはまりまくってました。
 朝の行列の時に一緒になった方もそうだったんですが、今回の夏コミではドラクエ9が本当に大盛況で、一般・サークル参加者ともに、ものすごい多数の方がDSとドラクエ9を持参していて、すれちがい通信に夢中になっていたのです。最近ではコミケの一日の参加者が20万人近くに達するようですが、その中でもどう少なく見ても数千人、いやおそらくは1万人単位の参加者がドラクエ9を持ってきていたに違いないと思います。これは今回の夏コミで最も印象的な出来事でした。

 で、隣に座っていた相方さんにうながされてようやく気づいたようで、ここでようやく立ち話。今回評論系は東館に移ったが、やっぱりこちらの男性向けの方は混みますか、と聞いたのですが、「いや今回は意外に混んでないよ。」とのこと。少なくともいつもの男性向けはこんなもんじゃないだろうとも。どうも今回は、3日目が思ったほどには混んでなかったようで、やはり東方ジャンルを抱える2日目の方がはるかにひどかったようです。

 そんなこんなで挨拶を済ませたあとは、広い東ホールで目当てのサークルをあちこち巡回。とはいえ、この時間になるともうほとんどの男性向けジャンルのサークルは売り切れていて、チェックしていたところもひとつも新刊が買えるところはありませんでした。唯一、創作(少女)の壁サークルでぽこぺん、ぽこぺん。(東雲萌黄)は買えたかな。創作(少女)は、毎回創作(少年)からは離れて配置されているのですが、比較的読者層が近いところもあるジャンルなので、できれば隣接したところに配置してほしいなあ・・・。今回も他はちょっと巡回しきれませんでしたし・・・。

 そうして一通り巡回を終えたあとは、西にスケッチブックを回収する時間が気になり、早めに帰ることに。こちらも意外にスムーズに帰れました。3日目の移動はやはりかなり楽でしたね。今回は3日目の方がどう考えても参加者は少なかったのではないでしょうか?
 西に意外に早く帰れたので、あと少し巡回してもうちょっと本を購入した後は、スケッチブックの回収とお知り合いさんに最後の挨拶回りをして、ついに撤収することにしました。最終的に購入した本は60冊くらい。最後にTwitterの書き込みで所在を知ったFlowerThiefさんにも再会できて挨拶。やはりiPhoneがあると便利です。3日目はまだ少しはつながりやすかったかな・・・。購入本が相当重たくなって、ここで宅配便で送りたいとも思ったのですが、この後のオフ会での戦果報告の為にあえて持ち帰ることに。帰ると決めたら足早にりんかい線の駅まで歩いて、来た電車に乗ってそのままホテルまで。今日はオフ会までにホテルに帰る余裕がありました。今日こそコミックギアを話のネタに持参することにして、またいつもの新橋駅の集合場所まで山手線で。着くとちょうどいい感じの時間になっていました。


・オフ会の話題あれこれ。
 昨日に続く2回目のオフ会ですが、昨日のオフで明日への参加を募ったところ、多くの方に参加いただき、昨日とあまり変わらない顔ぶれとなりました。昨日から菜種さんとぽてとさんが抜け、代わりに月さんが入ると言う構成だったでしょうか。
 この日もまずはコミケの戦果報告(同人誌の披露)から入ったのですが、それ以外にも様々な話題が出て、それも意外な話題に発展することも多く、かなり楽しかったです。 そんな中でもいくつかの話題を書いてみると・・・。

 かなり長い間本格的な議論に及んだのが、ゲーム系のアンソロジーや4コママンガの話ですね。今のゲームアンソロジーがどれくらい売れていて、今後見込みがあるのかということで、いろいろな意見が飛び交いました。かつてのドラクエ4コマが隆盛を極めていた時代からはかなり人気が下がっている感は否めないところで、一迅社などはまだコンスタントに出してはいるものの、かつてほど固定のファンは少ないのではないか。それに、一迅社でも武梨えりや仏さんじょ、高遠るい、美川べるのなどの有望な作家はオリジナルでデビューしてしまい、その後にそれに匹敵する作家は続かなくなってきているのではないか、実は昔のドラクエ4コマでも同じように有望な作家がみなデビューして下火になって行ったのではないか、昔のゲームアンソロジーの方が自由で破天荒な作家や原作を壊すようなマンガが多くて楽しかったが、今は規制が入って面白さが薄れているのでないか、かつてのドラクエ4コマのようにゲームアンソロジーという媒体そのものに熱心な読者が付くことはもう少ないのではないか、とそんな意見が多々。これは本当に有意義で楽しかったです。

 そして、話題はそのままゲームアンソロジーからゲームそのものに進み、マンガからは直接逸れるかもしれないですが、こちらでも話が盛り上がりました。特に話が出たのは、やはり夏コミでも大人気だったドラクエ9ですね。今回は、今までのドラクエとはかなり違っていて、シンボルエンカウントのようなシステムがまったくこれまでとは異なるんですが、それに関してはドラクエを8まで全部やってきたわたしが、「ドラクエは、『ドラクエ』というジャンルのゲームであって、もはやRPGですらないようなドラクエというゲームなのであって、それをこんな風に変えてしまうのはおかしい。これが毎回変わるFFならいいが、ドラクエはドラクエの基本スタイルを守るべきなんだよ!」と激しく熱心に持論を展開(笑)。一体今の世代の人にどれだけ伝わったかは謎ですが、とりあえずそれを契機に昔のゲームの話でも盛り上がりました。元々はゲームジャンルの人間だけあって、こうして久々にゲームの話をするとやたら楽しかったですね。そろそろサイトでもゲーム関連の更新を復活させてもいいかも・・・。

 それ以外だと、ジャンプの話になったときだったかな、最近の連載で西尾維新原作の「めだかボックス」というマンガがありますが、「あれは西尾維新原作ということで、個人的に期待してみてるんだけど、実際のところどうでしょう」とみなに聞いたところ、参加者さんのひとりが、「いやあれは面白くない」とはっきりと返答。それによれば、あれはまあ一言で言えばハルヒであると。特にオリジナリティは感じられないそうで、ぶっちゃけ「あれはただの萌えマンガですよ」とぶっちゃけられてしまった(笑)。実際にそうなのかどうかまでは断言しませんが、ひとつの意見として面白かったです。

 あとは、このオフ会の為にわざわざ買って持ってきたコミックギアですね。他の話に夢中になって最後の最後での話題になってしまったのですが、実際に雑誌を開いて1ページずつ読んでいきつつ議論を重ねるという方法を取ったので、密度の高い話し合いになったと思います。やはり実際に実物を読みながらマンガの話をするというのは、ひどく有意義です。そしてこのコミックギア、大ゴマの連発で作品の密度が薄く短時間で読めてしまったことも、オフ会の時間内におさまってよかった点です。これは、普通はこの雑誌の欠点として挙げられるところですが、このオフ会のリアルタイム観賞においては、長所となって初めて有効に機能したと思います(笑)。


・ついに3日の行程がすべて終了。大成功に終わった最高の3日だった。
 そうしてオフ会も楽しく過ごせて終わり、あとはいつもどおりホテルに帰って休むのみでした。いつもはどこかに出かけたりするのですが、今回はさすがに3日連続の夏コミ参加と2日連続のオフ会でかなり疲れていたのと、明日のホテルの撤収に備えて荷物をまとめる(同人誌を荷造りして宅配便で送る)必要があったこと、そしてなにより非常に充実しきった3日間だったので、これ以上どこかに出かける必要もなく、宿泊先に帰ってのんびり回想したほうがいいと思ったからです。

 実際、この3日間は本当に充実していました。1日目はまだ前哨戦でしたが、それでも十分にコミケを堪能し、そして2日目と3日目が本当に良かった。2日目のサークル参加は思った以上の成果を挙げましたし、逆にサークルの巡回でもかなり楽しめましたし、オフ会も盛り上がりました。2日目があまりに良く出来たので、3日目がもし失敗したら残念だなと思ってその夜は念入りに準備したのですが、その甲斐もあって3日目のサークル巡回と挨拶回りも、これまで以上に徹底的に楽しめました。これほどまでに本を大量に買ったのは初めてです(笑)。前々から準備して楽しみにしていただけあって、それが完全に成功してほっとしたところもありました。

 そうしてその日はゆっくりと眠った後、4日目は午後から飛行機で帰ることになっていたので、ホテルをチェックアウトした後はのんびりと池袋などを巡回。その後いよいよ飛行機で帰省し、実家に着いた後は、ああとうとう終わってしまったのだなあ・・・と、これ以上ないほどの成功をおさめたとはいえ、やはりひどく寂しくなりましたね。今後は冬コミも参加できるかどうかも難しいところですが、また次に来るであろうこのような機会に備えて、またのんびりとやっていこうと思います。


 2009夏コミ(C76)購入本・3日目

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