<式神の城II>

2003・10・2

 前作の「式神の城」は、はっきりいって平凡なゲームで、退屈すぎて途中でやめてしまったんですが、続編であるこのゲームは、前作よりはかなり面白かったです。

 まず、前作からの明らかに良くなった点として、演出面(グラフィック・サウンド)の向上があります。
 グラフィックは、背景も含めて完全な3Dポリゴンとなり、前作とは比べ物にならないほど美しいものとなりました。また、グラフィックがきめ細かくなったことで、自機の当たり判定が分かりやすくなったのも大きい。とりあえずこれだけでも前作よりは上です。
 サウンド、特にBGMもかなり良かった。全体的に印象に残る曲が多く、かなり印象的でした。

 演出だけでなく、ゲームそのものも前作より良くなっています。まず、前作はボス戦が長いだけでかなり退屈だったんですが、今作はまずボスの数自体が少なくなり、そしてひとつひとつのボス戦でも闘いにかかる時間がかなり短くなり、ようやくメリハリが出てきました。ボスの体力自体が少なくなっていて、その分ボムを使ったり、あるいは攻撃の隙をついてボスに張り付いたりして一気に倒すという戦略がとれるようになりました。

 ボスに至る通常ステージもまずまず良い。前作のように覚えてないといきなり死ぬポイントは少なくなり、この点でも納得です。「斑鳩」のような「死んで覚える」パターンゲームならそれもありでしょうが、このゲームならこの程度のアドリブが効くステージ構成の方がふさわしいかと思います。

 あとは、個人的には難易度が低くなったのが大きいかな。なにしろ自分でもクリアできるくらいなんで、今のアーケードのシューティングではかなり簡単な部類のはずです(ゲーセンでシューティングを1コインクリアできたのは本当に久しぶりだ・・・。) ただ、それでもクリアのために覚えなければならない知識がそれなりに多いんで、シューティング初心者がすぐクリアできるというわけでもないんですがね。使用キャラによっても難易度は全然違いますし。


 以上のように、おおむね満足できるゲームでした、ただ全体的には前作とさほど変わらないのは残念でした。ステージの構成が前作とほぼ同一で新鮮味はあまりなく、基本となるゲームシステムも全く同じ。キャラクター(自機)の数と攻撃方法は増えているんですが、それだけで新システムというわけでもないでしょう。ストーリーや世界観も前作のノリと大して変わらず。これといった強い印象はありませんでした。あと、自分はやらないんですが、スコアアタックのプレイ方針も大して変わらなかったのではないかと。


 とはいえ、個人的には結構楽しめましたので、前作を改良した続編としては合格だったと思います。アルファシステムはさらなる続編の開発も視野に入れているらしいですが、次回作では何か新しいものを期待したいです。


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