<ウィザードリィ4>
(Wizardry Scenario#4;The Return of WERDNA)

2002・3・6

 バカゲーっすね。もしくは、クソゲー?(笑)

 一応、正統派Wizardryの一作品なんですが、あまりにも異色なシステムと世界観、そして発狂的な難易度において非常に有名なゲームです。
 あまりにも異色・・・というか特徴的な点が多すぎるんですが、具体的には次のような感じです。

(1)理解不能な謎解き(完全にノーヒント)
(2)発狂的難易度のダンジョン
(3)発狂的なエンカウント率の高さ&死んで当たり前のゲームバランス
(4)なんだかよくわからないギャグ・ジョークのネタの数々

 こんなもんか? では、ひとつひとつ説明していきます。

(1)理解不能な謎解き(完全にノーヒント)
 「アイテムを手に入れて、それを一定の場所で使う」というタイプの謎解きは、RPGでは基本とも言えますが、これがほとんどヒントなしというのが何とも言えない。一応、かすかに「ヒントらしきもの」がある場合もありますが、しかし常人に分かるようなレベルではない。まずこれだけで完全にお手上げなんですが(笑)、というかこれが一番きついです。ダンジョンや戦闘の攻略は気合と根性でなんとかなるんですが、これだけはもうどうしようもない。少なくとも個人レベルで攻略することは非常に厳しいと思われます。

(2)発狂的難易度のダンジョン
 これがまた凄まじい。デザイナーが全精力をかけて無理矢理ひねくれきったダンジョンを作ったんじゃないかと思われます。何十もある小部屋の中からたったひとつの正解ルートを探すとか(B9F)、あたり一面地雷原とか(B8F)、一方通行の壁と回転する壁の嵐でもはやまともにマッピングすらできないとか(B4F)、どう考えてもまともに進めるとは思えない。
 特にB3F〜B1Fの3階層にわたる巨大ダンジョン「コズミックキューブ」は史上最凶のダンジョンといって間違いないでしょう。内部は無数の階段・シュート・ワープゾーンでつながり、回転床・落とし穴・ダークゾーンなどあらゆるトラップの嵐。とてもまともに攻略できるとは思えません。

(3)発狂的なエンカウント率の高さ&死んで当たり前のゲームバランス
 戦闘がまた密度が濃い(笑)。なんでダンジョンにこんな大量の冒険者がうろついているのか。まともに前に進めないんですけど。
 しかも死ぬときは問答無用で死ぬ。プレイヤーの知識とか技術とかはほとんど関係ない。一応このゲーム、「悪の大魔道士が冒険者を虐殺していく」というのがテーマのはずなんですが、どう考えても自分のほうが虐殺されている(笑)。もうクリアまでに千回は死ねるかと。まさに「1000回死ねるRPG」。
 しかもこのゲーム、経験値というものが存在しないので、いくら苦労して戦闘に勝っても全然嬉しくない。発狂的なエンカウント率の中で虐殺されつつプレイを続けていると、一体自分でも何が楽しくてこのゲームをやっているのか、次第に分からなくなってきます。

(4)なんだかよくわからないギャグ・ジョークのネタの数々
 もともとアメリカ人が作ったゲームなので、ギャグのセンスがそもそもわからない上に、当時のゲームのネタや完全な内輪ネタとかもあったりするので、何が面白いのかさっぱりわからない(笑)。もう不条理としか言いようがない。


 今思えばこのゲーム、システム的な試みは悪くないような気がするんですよね。経験値が無くて、ダンジョンに点在する「魔法陣」を見つけてそのレベルに応じて強くなる、というアイデアはかなりいいと思うし(わたしは経験値稼ぎはあまり好きではない)、各種の謎解きのアイデアも悪いとは言えない。ただ、それらの良い点を発狂的な難易度がことごとくダメにしています(笑)。このアイデアを採用して、かつ難易度とバランスを調整して、新しいRPGを作ったら面白い・・・かも知れない。


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